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嘘さえあれば

暗闇の中で、僕はひとり地に身体を預けていた。
身体を動かすこともなく、言葉を口にすることもなく、静かに目を閉じて。


脳裏に映る不確かな記憶の中に見つけた、君との約束。
僕はそれに背を向けるようにして、何もなかったかのように無に返した。


それが正しかったのか、それとも正しくなかったのか、問う相手はいない。
きっと、どちらを選択したにせよ、真実がどれなのかと言う答えにはたどり着けなかった。



全てを偽りと化して塗り替えた僕への制裁か、それとも試練か。




塗り重ねた嘘の中に、僕は身体を埋めたまま。

2008.07.11. up.