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最後は海の音
ふわり、ふわり、ぽたり。
ある地点にまで到達すると、跳ね返ってからじわりと滲んでいく。
それが繰り返されて、外へ外へと押し出すように広がっていき、シュッと音を立てて消える。
ふわり、ふわり、ぽたり。
白く詰め込まれた透明な隙間をゆったりと抜けて、宙を舞うように揺らいでいく。
真っ直ぐに走り抜けたり、気紛れに道を逸れてみたり、身体の形を四方八方に動かしてみたり。
その後には、決まりを守るかのように綺麗に形を並べながら、透き通った音を立てる。
ふわり、ふわり、ぽとん。
時が止まったように、世界から少しずつ消えていく。
広がったものや宙に舞ったものが、戻るべき道へと帰っていく。
ふわり、ふわり。
ゆらり、ゆらり。
全てがひとつのものへと形成され、カランと音を立てて走り去った。
2008.07.12. up.