routineお題-仕事編
残業回避
なんだろう、この異様な雰囲気……と言うより、この空間は。
いい年した男共が酒に呑まれて悲惨な姿になっている光景が目に飛び込んでくる。
これの前に入っていた用事が押してしまって、僕が遅れてここに来てしまったことに問題があるのだろうか。
机を囲んでいる人数は4,5人と、さほど大した人数ではないが、これを介抱するのが僕だけとなると話は別。
とても大問題じゃないか。
溜め息を吐いて空いているところに座ると、酔った連中がウザいくらいに絡んでくる。
俺の話を聞けだとか言う奴もいれば、急に泣き出す奴や笑い出す奴。
皆それぞれ個性がありすぎて、相手をするので一苦労。
折角の休みなのに、疲れが取れるはずもなく、逆にたまっていく一方だ。
ほとぼりも冷めて、早く眠りについてはくれないかと心の中で願ってみるものの、そんな気配はこれっぽっちもない。
そんな光景を見ていると、僕の口から出てくるのはやはり大きな溜め息。
僕がそんな状態でも、それを気に止める奴なんかひとりもいないわけで。
でも楽しそうな奴らを見ると思わず頬が緩んでしまうのは、やっぱり甘いのだろうか。
どうも今晩は、折角の休みを全て無にしてしまいそうだ。
介抱と言う名の残業は、回避できそうにない。
2008.06.14. up.